令和7年5月11日(日)、東大寺・金鐘ホール(奈良市雑司町)において、が開催されました。本公演は、長年にわたり文化福祉事業に携わるモンベル社の創業五十周年を記念し、東大寺福祉事業団との共催により実現したものです。

当日は、会場の金鐘ホールが満席となる盛況ぶりを見せ、多くの音楽ファンおよび福祉関係者が来場しました。開演前には、司会者よりアナウンスがあり、「本日演奏を行う渡辺貞夫氏は、長年にわたりチベット支援に取り組んでこられ、スーパーサンガの顧問でもあることから、会場にてスーパーサンガ会報誌(令和6年夏号)を配布いたします」との案内がなされました。この会報誌の配布は、主催者モンベル社の了承を得るとともに、東大寺・狹川普文長老のご尽力により実現したものです。

約二時間にわたる渡辺氏の演奏は、深い情感と温かさに満ち、多くの聴衆の心に響くものとなりました。終演後には、狹川長老のご配慮により、上田尚道代表が楽屋を訪れ、渡辺氏に直接ご挨拶申し上げる機会が設けられました。短い時間ではありましたが、和やかな雰囲気の中で懇談が交わされ、記念として笑顔のスリーショットも撮影されました。

本行事を通じて、文化芸術と福祉支援、そして国際的な平和活動が交差する貴重なひとときが生まれました。今後もこうした機会を通じて、スーパーサンガの理念が広く共有されていくことが期待されます。

左から、上田尚道代表、渡辺貞夫顧問、狹川普文特別顧問