2017年11月10日~21日の期間、ダライ・ラマ法王は熊本震災法要をはじめ、東京・福岡・熊本を訪問し、法話・灌頂・講演を通して日本の皆様との交流を楽しみにしておられましたが、主治医より「長距離の移動を控え休養の時間を持つこと」を勧められたため、今回は大事をとって来日を中止する運びとなりました。チケットの払い戻しなど、詳細につきましては10月13日の記事をごらんください。
人が生きていく過程では、だれもが年をとり、ときに病に悩み、いずれは死という別れのときを迎えます。2500年前にお釈迦様が説かれた仏教は、この生老病死という誰もが避けられない苦しみと向かい合うことから始まりました。チベット仏教の指導者であり、ノーベル平和賞受賞者でもあるダライ・ラマ法王14世は、長年にわたって仏教の教えを説きながらも、生命科学や医療について科学者との対話を重ね、仏教と科学の交流を試みられております。
科学や医療が進歩した現在においても、私たちは人生の折々で「生老病死」の四苦に悩まされます。この度、御年82歳をお迎えになった法王を福岡の地にお招きし、私たち日本人にもなじみのある「般若心経」をテーマに、「生きること、老いること、病むこと、死ぬこと」をひもといていただきます。
今回の講演会は、福岡で乳腺専門のクリニックを営む福岡乳腺開業医会、九州大学仏教青年会、篠栗霊場会、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所のご協力を得て開催されます。
乳がんの治療はここ数十年で劇的に進歩しましたが、それでも患者さんにとってがんという病気になったことへの恐怖や、治療や副作用への不安、再発の不安は大きな悩みです。また、再発された方にとっては、長い治療生活や病状の進行とともに近づいてくる死への恐怖は計り知れないものがあります。私たち医療者は、病気を治療することによって、患者さんの苦しみや悩みを軽減できるように日々努力していますが、医療だけでは患者さんの心の中の苦しみや悩みをなくすことは困難です。
今回、こうして医療者と仏教者でひとつのチームを組んでダライ・ラマ法王の講演会を開催できますことを喜ばしく思います。ダライ・ラマ法王のお言葉が、病や死に対する恐怖に思い悩む方々にとってなんらかの救いとなることを願っています。
この講演会が、病や老いに悩む人だけでなく、現代を生きるすべての人にとって、一筋の光明となれば幸いです。
ダライ・ラマ法王仏教講演会福岡実行委員会
黒木クリニック 院長 黒木祥司
ダライ・ラマ法王 仏教講演会 詳細情報
開催日時 | 2017年11月14日(火)13:00~15:00 ※ 受付時間 11:00~12:00 |
会場 | 福岡サンパレスホテル&ホール 〒130-0015 福岡市博多区築港本町2番1号 TEL:092-272-1123(代表) FAX:092-272-1357 |
定員 | 2,400名 |
受講料 |
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チケット 一般販売 | ◎販売期間:2017年9月15日(金)10:00〜 ◎販売方法:
CARAVAN FAX番号:092-517-7358 E-mail:info@f-caravan.com |
主催 | ダライ・ラマ法王仏教講演会福岡実行委員会 |
協力 | ◎福岡乳腺開業医会(黒木クリニック他) ◎九州大学仏教青年会 ◎篠栗霊場会 ◎ダライ・ラマ法王日本代表部事務所 |
お願いと お知らせ |
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お問合せ先 | ◎チケットに関するお問合せ CARAVAN(キャラバン)TEL:092-732-8858 FAX:092-517-7358 (平日 10:00~18:00) E-mail:info@f-caravan.com |
講演会フライヤ
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ダライ・ラマ法王14世(本名:テンジン・ギャツォ)
1935年、チベットアムド地区生まれ。2歳の時にダライ・ラマ13世の転生者として認定される。1959年、中国の侵略から逃れインド亡命し、北インドのダラムサラにチベット亡命政権を樹立。世界各国で慈悲の心と慈悲の力の教えを説き続け、1989年にノーベル平和賞受賞。2010年、アメリカ政府から民主主義功労勲章を授与され、2011年には寛容と平和の提唱者として世界の象徴的政治家トップ25に『TIME紙』によって選出された。科学に壮詣が深く、30年以上に渡り世界の科学者たちと次世代の幸せと平和を目指して対話を続ける他、各界の宗教者たちと交流を深める。2016年、『マインド・ボディ・スピリット』春季号により、ダライ・ラマ法王が、「世界で最も精神的に影響力のある100人」の人物ランキングで第1位に選ばれた。
関連リンク
◎ダライ・ラマ法王
◎法王来日履歴
◎この情報の元記事:ダライ・ラマ法王日本代表部事務所