中国共産党の結成は1921年7月1日とされ、今年がちょうど100周年。中国では盛大な祝賀ムードになっていることだと思われます。しかし、同党の歴史は、暴力革命による政権奪取に始まり、1949年の中華人民共和国建国後は、チベット、ウイグル、南モンゴル等の植民地化、大躍進政策による数千万に上る餓死、文化大革命や天安門事件など、常に暴力による支配が続いています。特に近年では各民族に対する弾圧政策が強化され、香港の一国二制度まで反故にされました。
この日に際して、日本在住の各民族団体と支援団体により100年間に奪われた全ての尊い生命を追悼する集会が企画され、当会からは大樹代表はじめ有志が参加いたしました。法要には8名の僧侶が列席し、厳粛に法会を営みました(YouTube)。続いて在日チベット人による読経やウイグル協会のコーランの詠唱が行われましたが、三度にわたり集会に紛れ込んだ中国人が暴れ出して騒然となる一幕もありました。
夕方からのキャンドルナイトデモでは、出発地に多数の中国人留学生らしき一団が五星紅旗を振り、各民族団体に対して罵声を浴びせていました。行進中は大きなトラブルなく整然と歩くことができましたが、日本国内にあっても中国はいつでも示威行動に出ることができることを思い知らされました。思えば、当会発足のきっかけにもつながる2008年の北京五輪聖火リレーで、長野市内の沿道を埋め尽くさんばかりの五星紅旗が振られたあの日の恐怖と悔しさを思い出さずにはいられない追悼の日となりました。今後も当会はチベットのみならず各民族の連帯に賛同し、可能な限り支援してまいります。