スーパーサンガ会報誌からの転載
海の近くに住んでいる人の国で思うこと

海の近くに住んでいる人の国で思うこと

私はロサン・プンツォといいます。東チベット・カム地方のリタンで生まれました。リタンはチベットのカム地方にあり、広大に拡がる草原や森でとても有名な場所です。リタンの夏はとても美しく、大草原には多くの花が咲き、リタンの冬はとても寒く、夏と冬の気温差が非常に激しい場所です。街のはずれにはダライ・ラマ三世ソナム・ギャツォが建立したリタン大僧院があり… [全文を読む]
宝篋印塔を巡る不思議なえにし

宝篋印塔を巡る不思議なえにし

人の念──おもい──が時を越えてはたらきかける。そんなことは空想のお話の中ならともかく、現実の暮らしの中では起こりそうもありません。ところが、人の念が、時を越えてはたらきかけたとしか思えない、不思議なことが稀におこります。私は、長野市の善光寺の背後にそびえる大峰山の中腹、花岡平に今もたたずむ西蔵経宝篋印塔の前に立つと、二〇〇八年の春、初めてこの塔の前に立った時のことを思い出し、その不思議… [全文を読む]
四方僧伽とチベット

四方僧伽とチベット

四方僧伽とは「世界の人々が、ほんらい和合するつどい(サンガ)である」とのお釈迦様の根本の教えに由来しています。しかし、その教えとは裏腹に、世界の実情は、対立や騒乱、戦争、自然環境の破壊、貧富格差の拡大、人権の抑圧、そして人間精神の崩壊など、日を追うごとに悪化の一途をたどっています。この状況を憂い、今、世界の仏教徒たちが宗派の違いを乗り越え、互いに手をたずさえ、悲しみと絶望を希望に変え、人類の真の和合をこの世に顕現しようとしています… [全文を読む]
ダライ・ラマ十三世の遺言

ダライ・ラマ十三世の遺言

現在世界中で八面六臂の活躍をしておられるダライ・ラマ法王が、十四世であることはよく知られています。いつも笑顔を絶やさず、チベット人のみならず世界中の人々から敬愛されている現法王の前世のご人格、それがダライ・ラマ十三世です。写真を拝見すると、カイゼル髭を生やし眼光鋭く、少し厳しさを感じさせるそんな風貌であられたようです… [全文を読む]