六四天安門事件から33年。

非暴力的に民主化を訴えた青年・労働者らが人民解放軍によって暴力的に制圧され、多くの死傷者を出しました。このことは世界中で報じられ、中でもデモを鎮圧しようとする59式戦車の車列に毅然と立ちはだかる若者(無名の反逆者)の映像は、かの国における自由と抑圧の非対称性を世界に伝えました。
後に獄中でノーベル平和賞を受賞しながら不審な死を遂げた劉暁波氏を始めとした中国民主化を志す多くの若者たちが参加し、殺されるか捕らえられるか、あるいは他国に亡命することとなったため、中国国内での平和的な民主化の芽はほとんど踏み潰されてしまうことになります。

この事件は中華人民共和国の負の歴史を象徴する事件であり、人類史全体の汚点です。

中国政府には、中立的な国際機関と共同で事件の全容を解明することと、事件に関わった人々の即時解放と身の安全を保障すること、そして彼らの名誉を回復することを求めます。
そして、やがて中国が正しく民主化し、国際社会の重要な仲間として世界平和と人類全体の幸福な発展に貢献してくれることを願います。